かわいらしさから「走りの相棒」へ!ザ・ビートルがニュービートルから進化したポイントを解説

2010年にニュービートルがその役目を終え、2012年に後継車として市場に投入されたのがザ・ビートルです。

初代ニュービートルが「かわいらしさ」で一世を風靡したのに対し、ザ・ビートルはよりスポーティーでダイナミックな進化を遂げ、かつての「カブトムシ」のような「走る楽しさ」を現代に再現しました。

「ニュービートルの丸いデザインも好きだけど、ザ・ビートルとの違いは?」

「どちらに決めるか、最後の決め手がない!」

LUDIXでも、ニュービートルとザ・ビートルのどちらを選ぶか迷われるお客様は多くいらっしゃいます。そこで今回は、この二つのモデルを比較し、ニュービートルからザ・ビートルへ何が変わったのか、その違いと最後の決め手を解説します。


 

1. 【デザイン】ただ可愛いだけじゃない!力強さを取り戻したネオクラシック

ザ・ビートルがニュービートルから最も大きく変化した点の一つが、デザイン哲学です。


ニュービートル: 「キュート」に特化した個性派デザイン

ニュービートルは、真円に近いルーフラインと、大きく寝かされたフロントウィンドウが特徴で、その愛らしさゆえにとても人気がありました。しかし、そのデザインが「かわいすぎる」という声もあり、男性ユーザーからの人気は高くありませんでした。

 

ザ・ビートル: 伝統的な「力強さ」への回帰 

一方、ザ・ビートルは、オリジナルの空冷ビートルが持つ「力強さ」を想起させるデザインへと大胆に変化しました。

ルーフラインはよりフラットになり、車体が低く、ワイドに見えます。これにより、スポーティーで洗練されたシルエットが生まれました。

【比較の決め手】

デザインで選ぶなら、「可愛らしさ」を最優先するならニュービートル、「カッコよさ」「スタイリッシュさ」も求めるならザ・ビートルが最適な選択です。


 

2. 【走行性能】「走る喜び」を追求したエンジニアリングの進化

デザイン以上に大きな進化を遂げたのが、その走行性能です。ザ・ビートルは、フォルクスワーゲンの最新技術を投入することで、「走る楽しみ」を徹底的に追求しました。

 

ニュービートル: 安定性を重視した穏やかな走り

ニュービートルは、ゴルフ4のプラットフォームをベースにしており、その走りは比較的穏やかで「安定した走り」が特徴でした。しかし、スポーティーな走行を求めるドライバーにとっては、物足りなさを感じることもあるようです。

実際に試乗してみて違いを体感しないと伝わりにくいかと思います!
LUDIXではニュービートルもザ・ビートルも在庫として取り扱いがあるので、試乗をしてみたい方はぜひこちらからお問合せください▼▼

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ザ・ビートル: レスポンスとパワーの「進化形」パワートレイン

ザ・ビートルは、新しいプラットフォームをベースに、エンジンが一新されています。

■ターボエンジンの採用

パワートレインには、高効率なダウンサイジングターボエンジン(TSI)が採用され、よりパワフルでレスポンスの良い走りを実現しました。ニュービートルではNAエンジンが搭載されていたため、これも走りの違いに関わる部分です。

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「ターボ」って何?フォルクスワーゲン ゴルフの快適な乗り心地を支える秘密

■「走る喜び」の追求

TSIエンジンは、アクセルを踏んだ瞬間に力強いトルクを発生させ、ドライバーにダイレクトな「走る喜び」を与えます。ニュービートルが「可愛くて安定している車」なら、ザ・ビートルは「運転が楽しいスポーツハッチ」へと進化を遂げたのです。

【比較の決め手】

「走行性能」を求めるなら、ザ・ビートルがオススメです。カスタムベースとしても、走行性能が高いザ・ビートルは、リフトアップやオフロードタイヤを装着しても、その楽しさを維持しやすいという大きなメリットがあります。

ただ、ザ・ビートルはニュービートルよりも新しい世代ということで中古車価格が高くなるので、価格を抑えたい方や走行性能よりも丸いフォルム重視で購入したい!という方にはニュービートルがオススメです。


 

3. 【実用性】「使いやすさ」と「先進技術」の融合

車はデザインや走りだけでなく、使いやすさも考慮して購入される方が多いのではないでしょうか?

ザ・ビートルは、ニュービートルが抱えていた実用性の課題を克服し、現代の車に求められる「機能性」を高いレベルで融合させました。

 

ニュービートル: デザイン優先ゆえの課題

ニュービートルは、丸く愛らしいデザインが優先して製作されたため、後部座席やラゲッジルームの空間効率が悪く、実用性には課題がありました。

ザ・ビートル: 快適な空間と最新機能の追加

ザ・ビートルは、スポーティーなデザインと走りを持ちながらも、実用性が改善されています。

■快適な後席空間

ルーフラインがフラットになったことで、後席のヘッドクリアランスが改善され、大人でも比較的快適に座ることができます。

▼ニュービートルとザ・ビートル
(ルーフラインとサイドウィンドウの形比較)

■ラゲッジルームの拡大

荷室容量も拡大され、ハッチバックとしての使い勝手は向上しました。

■先進技術の融合

クルーズコントロールや自動エアコンなど、現代の車に求められる機能が充実しています。これは、ニュービートルが持つ「可愛さ」に、現代の「機能性」を加えた進化形と言えるでしょう。

【比較の決め手】

家族や友人を乗せる機会が多い方、日常の買い物などで積載量を重視する方は、実用性が大幅に向上したザ・ビートルを選ぶことで、カーライフの満足度が格段に上がります。


 

4. 最後のビートルとしての歴史的価値

ザ・ビートルが持つ価値は、単なる性能やデザインだけではありません。

2019年、フォルクスワーゲンはビートルシリーズの生産終了を発表し、ザ・ビートルは「最後のビートル」となりました。これは、1938年から続くビートルの歴史に終止符を打つ、歴史的な一台であることを意味します。

ただ、ビートルが生産終了した後も、その歴史的価値からファンに愛され続けています。

単なる「移動手段」ではなく、フォルクスワーゲンの歴史、そして自動車の歴史に刻まれた一台として、これからも多くの人々の記憶に残り続けるでしょう。


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なぜビートルは販売終了になったのか

 

まとめ:あなたに「走る喜び」を教えてくれる相棒

 

ザ・ビートルは、ニュービートルが持つ「かわいさ」を継承しつつも、「力強さ」「走り」「機能性」という新たな価値を加えて進化を遂げました。

もしあなたが、ただ可愛らしい車ではなく、デザイン、走り、そして高い機能性という全てを願うなら、ザ・ビートルはあなたの期待を裏切らない選択となるでしょう。

それは、単なる車ではなく、あなたに「走る喜び」を教えてくれる最高の相棒となるはずです。

LUDIXでは、このザ・ビートルの持つ「走りの楽しさ」を活かしたカスタムをご提案しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。


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