【車のエアコン臭くない?】たった10分で嫌な臭いをスッキリ解消する方法!DIY感覚で自分で簡単安価に出来るザ・ビートルのエアコンフィルターの交換方法をご紹介

 

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この記事の監修者

高木雅和(LUDIXカスタマイズプランナー)

1972年生まれ、東京都出身。 某有名カスタムバイクパーツメーカーを経て30年、2021年よりCreation & Supply を設立し、主に四輪用カスタムパーツの企画・開発をプロデュースしながら2024年にLÜDIXに参加し、カスタマイズプランナーとして活躍中

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本記事では、ディーラーに頼むと工賃がかかってしまうエアコンフィルター交換を、DIY初心者の方でも簡単に、
わずか10分程度で完了できる方法を、ステップごとに徹底解説します。
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LUDIXの中西です!

今回はフォルクスワーゲンのザ・ビートルのエアコンフィルターを交換してみました。
実際にやってみた写真付きで、女性でも10分程度でできるので、ぜひこのサイトを参考に交換してみてください!!

 


 

1. なぜエアコンフィルター交換が必要なのか?

エアコンフィルターは、車外から取り込む空気をろ過し、車内にきれいな空気を送る「車の空気清浄機」の役割を果たしています。エアコンの風が臭いなと思ったらフィルター交換をしてみて下さい。梅雨時期など湿った空気と冷房で冷えた空気とがフィルターを濡らし、乾く際に生乾き臭の様な臭いが付着してしまい、カビ発生の原因になります。その他フィルターに詰まったゴミやホコリ等が空気の流れをさえぎり、エアコンの効きも低下してしまいます。

汚れたフィルターがもたらす問題

外気には、花粉、ホコリ、PM2.5(微小粒子)、排ガスなどの一般的な汚染物質だけでなく、タイヤカスやブレーキダストといった目に見えない微細な汚れも含まれています。フィルターはこれらの汚れをキャッチしますが、時間の経過とともに汚れが蓄積すると、以下のような問題を引き起こします。

  1. 不快なニオイの発生
    汚れたフィルター内部ではカビや雑菌が繁殖しやすくなり、特にエアコンを使い始めるときにカビ臭いニオイの原因となります。
  2. 冷暖房の効きと風量の低下
    フィルターが詰まると空気の通りが悪くなり、エアコンの風量がダウンし、冷暖房効率が悪くなります。
  3. エアコンシステムへの負荷
    風を送るモーターに負荷がかかり、故障の原因となるリスクもあります。

交換の推奨タイミング

エアコンフィルターは消耗交換部品であり、VW車を含む多くの車で推奨されている交換サイクルは、以下のいずれか早い方です。

  • 1年に1回
  • または 10,000km走行ごと

ただし、高性能タイプのフィルターを選んだ場合は、1万5,000km程度のサイクルが推奨されている場合もあります。花粉症などのアレルギー体質の方や、常に快適な車内環境を保ちたい方は、より短いサイクルで交換することが推奨されます。

 


 

2. DIY交換の準備:難易度と必要なもの

ザ・ビートルのエアコンフィルター交換は、多くのオーナーによってDIY難易度が★☆☆(初級)と評価されるほど簡単な作業です。慣れてしまえば5分程度で完了することも可能です。

用意するもの

  1. 交換用のエアコンフィルター(ポーレンフィルター)
    車種適合を確認して購入します。ネットで2000円ほどで購入できます。
  2. マイナスドライバー
    下部カバーを外すために使用します。10円玉でも代用できます。

フィルターの選び方:高性能で快適に

フィルターを選ぶ際、もしニオイやアレルギー対策を強化したい場合は、以下の高性能タイプを検討すると良いでしょう。

  • 活性炭入りタイプ
    排ガス臭やタバコ臭の脱臭効果があります。
  • 高性能タイプ
    MANN FILTERのフレシャスプラスなどは、ポリフェノール成分が配合されている特長があり、カビにくいため、ニオイの主な原因となるカビの繁殖を防ぎます。また、花粉やPM2.5をほぼ100%シャットダウンする性能を持つ製品もあります。

 


 

3. ザ・ビートル エアコンフィルター交換手順

エアコンフィルターが設置されているのは、助手席側の足元の上部、グローブボックスの下側のウレタン製カバーの奥です。

Step 1: カバーの取り外し

  1. 座席を移動させる
    作業スペースを確保するため、助手席のシートを一番後ろに下げます。
  2. プラスチックビスを外す
    グローブボックスの下を覗き込み、ウレタン素材のカバーを固定しているプラスチックのネジやクリップ(通常2箇所)を探します。これらのプラスチックビスをマイナスドライバーや10円玉などで緩めて、手で取り外します。
  3. カバーを外す:ウレタン素材のカバーを手で外します。

Step 2: フィルターカバー(蓋)の取り外し

  1. 蓋の位置を確認する
    カバーを外すと、奥の方に長方形のプラスチックのフィルター固定用の蓋が見えます。
  2. 蓋をスライドさせて外す
    ツメがついているので、蓋をスライドさせて外します。

Step 3: 古いフィルターの抜き取りと向きの確認

  1. 古いフィルターを取り出す
    フィルターを抜き取ります。この際、フィルターに溜まっていたホコリやゴミが落ちることがあるため注意が必要です。
  2. 流向(AIR FLOW)の向きを確認する
    新しいフィルターを取り付ける際に、向きを間違えないように、古いフィルターに記載されている「AIR FLOW」の矢印の方向を必ず確認し、記憶しておきます。一般的に、ザ・ビートルのフィルターは、エアフローが「室内から前向き」になる方向で取り付けられています。

Step 4: 新品フィルターの取り付けと復元

  1. 新品フィルターを挿入する
    流向の矢印を間違えないように注意し、新品のフィルターを差し込みます。差し込む際に引っかかってしまう場合は、フィルターの横ではなく下部の硬い部分を押すようにすると差し込みやすくなります。
  2. 蓋とカバーを元に戻す
    ツメがついている蓋を、カチッと音がするまでスライドさせて固定します。最後に、下部カバーを元の位置に戻し、プラスチックビスで固定すれば完了です。このプラスチックビスは10円玉よりも手で回した方がやりやすいです。

Step 5: 動作チェック

交換が完了したら、エンジンをかけてエアコンをつけ、風量や異音、ニオイがないかをチェックしましょう。特に高性能フィルターに交換した場合、カビ臭さが軽減され、新鮮な空気を感じられるはずです。

 


 

4. ザ・ビートルの維持に関する補足情報

ザ・ビートルは信頼性の高い車種と評価されていますが、長期的に快適さを維持するためには、フィルター交換以外にも定期的なメンテナンスが重要です。

  • 定期点検の推奨
    オイルとフィルターは5,000kmごと、または半年ごとの交換が推奨されています。

DIYでエアコンフィルターを交換することで節約した費用を、これらの予防メンテナンスやより高性能な部品の購入に充てるのも賢い選択です。

 


 

まとめ

ザ・ビートルのエアコンフィルター交換は、工具もほとんど不要で、誰でも簡単に愛車の空気をクリーンに保てるDIYメンテナンスです。交換目安の1年/10,000kmに合わせて定期的に実施し、特に高性能フィルター(ポリフェノール配合など)を選ぶことで、カビ臭さやアレルギーの原因物質を効果的にシャットアウトできます。

愛車を大切にし、快適で安心なドライブを楽しむために、ぜひDIY交換に挑戦してみてください。

 

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