サイドミラーのガラスが落下した場合の対処法「100均ミラー」
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愛車でのドライブ中に、予測不能な車のトラブルに見舞われると非常に焦ります。特に高速道路上では、迅速な対応と安全確保が最重要です 。
今回、私たちはイベント参加のために高速道路を走行中に、サイドミラーのレンズが破損するという緊急事態に遭遇しました 。
サイドミラーは、後方や側面を確認するために法律(道路運送車両の保安基準)で装備が義務付けられている安全運転に不可欠なパーツです。ミラーが壊れたまま走行すると、後方確認が困難になり、大きな事故につながる危険性があるほか、割れた破片が飛び散る可能性もあります。
さらに、保安基準を満たさない状態で走行を続けると、整備不良車両とみなされ、道路交通法違反となり、罰則が科される可能性があります。
安全に目的地へたどり着き、その後の運転を継続するためにも、迅速な修理や交換が必要不可欠です。
Ⅰ. 緊急事態の発生:即日修理を阻んだ「在庫なし」の壁
#PAでのまさかの破損
イベントへの道中、私たちは高速道路のパーキングエリア(PA)に立ち寄った際、突然サイドミラーのレンズが落ちて割れてしまうという事態に直面しました 。落ちてしまったミラーのレンズは大きく破損しており、後方視界を確保するため、代替品がすぐに必要でした 。
当日のうちに目的地へ高速道路を使って移動する必要があったため、私たちは即日対応を求めて、大手のカー用品店に連絡を試みました 。
(レンズが落下した後、なんとか貼り付けた破片たち)
#即日対応の困難:カー用品店を巡る奔走
私たちは、ディーラー、イエローハット、オートバックス、アップガレージといった主要なカー用品店に電話で問い合わせを行いましたが、結果はどこも同じでした。
「在庫がなく、部品の取り寄せに3日から1週間かかる」と伝えられてしまったのです 。
サイドミラーの修理は、鏡部分のみの交換であれば、部品の在庫さえあれば即日で完了する可能性もありますが、どの店舗も在庫がなく、取り寄せが必要な状況でした。どうやら基本的にミラー部品の在庫は置いていないそうです。
当日中に高速道路を走行しなければならないという切迫した状況下で、私たちは応急処置でこの危機を乗り越えることを決めました 。
Ⅱ. 危機を乗り越えるための「100均」応急処置
#私たちが行った対処法
即日での修理や部品交換が不可能であったため、私たちは自力での応急処置に踏み切りました 。
私たちが選んだのは、ダイソーで手に入る「ミラー風シート」でした 。これを購入し、強力な両面テープを用いて、破損したミラーの台座部分に貼り付けました 。
(しっかり反射し、かつハサミで簡単に切れたため、一時的なミラーレンズとしては最適でした)
この日はあいにく小雨が降っており 、購入したミラーの裏面が紙素材であったため、水分を吸って裏側がうねってしまうという予期せぬ問題が発生しました 。しかし、幸いにも視界は確保できる状態であり、なんとか目的地まで安全に運転を続けることができました 。
(傷がとてもつきやすいので、手で触れる際は注意)
#応急処置の重要性と注意点
サイドミラーが動かない場合には、応急処置として、エンジンをかけ直す、手動でゆっくり開閉する(安全のためスイッチをオフにしておく)、または隙間の異物を取り除くといった方法が挙げられます。
ただ、今回のようにミラーレンズ部分だけが落下してしまった場合は、代わりのミラーレンズを購入するか修理する必要があります。
上記で記載したような仮設のミラーで運転する場合、以下の点に注意が必要です。
■ 確実な固定
仮設ミラーは走行中にズレたり脱落したりすると、さらに危険が増します。強力な粘着テープなどでしっかりと固定されていることを確認しなければなりません。
■ 一時的な対応
応急処置はあくまで「一時的な対策」であり、長期間そのまま運転を続けるのは避けるべきです。
■ 車検不適合
損傷したミラーをテープなどで補修した状態では、車検に通らないため、早急に正式な交換が必要です。
Ⅲ. 本格的な修理と費用相場の知識
応急処置で一時的に危機を回避した後は、速やかに本格的な修理を行う必要があります。サイドミラーの修理にかかる費用と期間は、損傷の程度によって大きく異なります。
1. 故障タイプ別の修理費用と期間
サイドミラー(ドアミラー)は、鏡、カバー、内部のアクチュエーター(モーターやギア)で構成されており、車種によってはウインカーやカメラが内蔵されています。
特に鏡が割れた場合、鏡部分のみの交換で済めば、費用は比較的安価に抑えられます。もし純正品ではなく社外品を使用すれば、さらに費用を抑えられる場合があります。
ただし、深く破損していたり、ぐらつきやガタつきがある場合は、ミラー本体全体の交換が必要となることが一般的です。
(レンズ交換後のサイドミラー)
2. 修理依頼先の選び方と費用を抑えるコツ
修理を依頼できる業者には、ディーラー、整備工場、カー用品店などがあります。
■ ディーラー
技術力が高いものの、工賃が高めで、純正部品を用いるため修理費用が割高になる傾向があります。安心感を重視する場合におすすめです。
■ 整備工場
ディーラーよりも工賃が安価な傾向にあり、純正品だけでなく中古部品やリビルトパーツにも柔軟に対応してくれるため、費用を抑えたい方に向いています。
■ カー用品店
汎用品の在庫が豊富で、比較的スピーディーな対応が期待でき、費用も安価な傾向があります。
また、修理費用を抑えるための対策は以下の通りです。
■ 保証期間の確認
自然な使用過程での不具合の場合、新車購入後数年以内であればメーカー保証が適用される可能性があります。
■ 相見積もり
業者間で工賃に差があるため、複数の業者から見積もりを取り、比較することが重要です。
■ 中古パーツの検討
新品に比べ費用を大幅に削減できる中古パーツやリビルト品の使用を検討しましょう。
3. 車両保険の利用について
任意保険の車両保険でサイドミラーの修理費用を補償することは可能ですが、一般的には保険を使わない方が良いとされています。
サイドミラー単体の修理費用は高額でないことが多く、たとえミラー全体を交換しても一般的な乗用車であればせいぜい5万円程度で済むことが多いです。車両保険を使うと、ほとんどの事故で保険の等級が3等級ダウンしてしまい、翌年以降の保険料が高くなるため、長期的に見ると実費で修理した方がコストパフォーマンスが高くなる場合がほとんどです。
Ⅳ. まとめ:トラブルから学ぶ安全と快適なカーライフへの備え
高速道路PAでのサイドミラー破損というアクシデントは、その日中に目的地に着かなければならないという気持ちと、100均に行くとしてもミラーは見えるのかという不安な気持ちで焦っていました。
ただ、「即日修理不可」という絶望的な状況下で、100均のハサミで切れるミラーと強力な両面テープという究極の応急処置が、安全な運転を可能にしてくれました 。ただし、小雨で裏面の紙が変形するなど、応急処置の限界も知ることができました 。
安全運転を続けるためには、応急処置を施した後、できるだけ早くディーラーや整備工場で正式な修理を行うことが不可欠です。サイドミラーは道路運送車両の保安基準や車検の検査対象でもあるため、破損を放置することはできません。
車の故障は予期せぬ出費となりますが、相見積もりや中古パーツの活用、そして車両保険の慎重な利用検討により、費用を抑える戦略をとることができます。
車は、私たちに移動手段だけでなく、気分を上げてくれる楽しさを提供してくれます。日々の点検やメンテナンスを怠らず、予期せぬトラブルへの備えを持つことが、愛車との快適で安全なカーライフを送るための鍵となるでしょう。
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